しげゆきをはじめGKの面々に対する根拠のない妄想をぶちまけるブログです
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今日電車の中でかいてたガミホタ~こんなのが書きたいんですけどとてもじゃないけどかききるじしんないから読み返してもないしスーパー中途半端だけどとりあえずあげてみます。とりあえず、ね!
泣いている顔が好きだ。彼がどうしようもないくらい、自分のことが好きで好きでたまらないのが伝わってくるから。
「もう来るな」
堺のマンションのドアがばたんと閉まる。石神の靴下の足元には、スニーカーがころがっている。
性急な別れ話だった。堺の真剣なまなざしに、いつも通り石神はへらへら返した。新しい男が出来ようと、堺はどうせ自分とも寝るだろうと思っていた。自分にも他人にも厳しく潔癖そうな彼が、石神みたいな男を甘やかしてしまう、そういうだらしなさが好きだった。
なだめすかして機嫌をとればいいと軽く考えていたのに、意外にも堺はかたくなだった。とりつくしまもなく、ついに部屋の外に追い出されてしまった。堺はいつになくきっぱりとした態度で、付き合う相手でこんなに変わる人だったのかとおどろく。
さて、それならどこへ行こうか。スニーカーをひっかけ、エレベーターに乗って考える。行き先なんないくらでもあるはずなのに、なぜだか思いつかない。『お前といると傷付く』と堺に投げかけられた言葉がエレベーターの重力みたいに腹の底に静かに重くて、足を向ける先に迷う。携帯を開いてアドレス帳を眺め、溜め息をついてまたポケットに突っ込む。誰かの家でも、いつも適当にたまっている場所でもどこでもいいはずなのに、結局石神が訪ねたのは堀田の元だった。
堀田のマンションまでは、電車を乗り継いで30分程度だ。もっと便利なところにでも住めばいいものを、どことなく鄙びた下町に住んでいるのが彼らしい。
半年前までは、頻繁にこの部屋に上がっていた。けれども根なし草でいたい石神には堀田の気持ちはどうにも重たくて、適当なことを言って別れてしまった。堀田は散々に泣いたけれども聞き分けはよく、最後の質問にも素直に答えた。あれだけは、妙に鮮明に覚えている。
考えているうちに堀田のマンションに着く。この古いマンションのエントランスには、オートロックなんて洒落たものはついていない。階段を上がった角部屋まで、まっすぐに進む。
堀田の部屋の前まで来て、インターホンを鳴らす。少し間があって、はい、と返事をした堀田の声は少し掠れていた。もしかしてもう眠っていたのだろうか。
「あけてよ、堀田くん」
馴れ馴れしい声を出すと、堀田はしばらく黙った。おや、とおもう。この部屋に来て、堀田がすぐに開けてくれなかったことなんてなかった。むしろいつも慌てて飛び出して来て、嬉しさを自制しているみたいだった。
「……帰ってください」
インターホン越しに帰ってきたのはそんな言葉で、石神は眉をひそめた。堀田がまさかそんなことを言い出すなんて寸分も思っていなかった。
がちゃん、と受話器を置かれる音で我に帰る。驚きで反応が遅れた。もう一度インターホンを押す。ばかにのんびりとした音が響くけれども、堀田は反応してこない。子どものいたずらのように、何度も何度も鳴らす。おそらく近所迷惑だとかつまらないのとを気にして、じきに堀田は出てくるだろう。ふいにベルの音が途切れる。
「……もう、いい加減にしてください」
機械越しの堀田の声、こうなったらこっちのものだ。交渉で堀田が石神に叶うわけがない。ことさらに明るく軽く話す。
「ね、ふられて行くとこなくなっちゃった。泊めてよ堀田くん」
「……いやです」
「前はよく部屋に上げてくれたじゃん」
「それは、別れる前の話でしょう」
別れる、なんて生真面目に言う堀田が可笑しかった。付き合うも別れるも、そんな線引きをして堀田と関係をもったつもりはない。最後はきちんと、堀田に合わせてそういう形式を踏んだけれだも。
「じゃあまたやり直そうよ」
「いやです。おれ、今、別に付き合ってる人いますから」
またしても予想外の返答だった。堺の部屋に入り浸るようになってから、堀田のことなんかろくろく見ていなかった。少しでも気にしていたら、わからないはずがないのに。
すこし、冷える。足元から寒さがけり上がってくるようだ。
「わかった、じゃあさ、何もしないから上げてよ。寒くなってきたから足が冷える」
堀田はしばらく考えてから、ちょっと待っててください、と受話器を置いた。これだから堀田は好きだ。お人好しで、すぐに騙される。かわいくて仕方ない。
やがて玄関の扉が細く開かれた。チェーンがかかっている、その隙間から堀田の手が伸びて、コートを差し出される。堀田が去年の冬に着ていたもの。おでかけのたびにそれだったからよく憶えている。
「……なに、これ?」
すっと頭から血が下がる。かたく、拒絶されている。いや、堀田はなにがあっても自分のことを好きではなかったか?
「それ着て帰ってください。タクシーが捕まりそうにないなら呼びますから」
扉の向こうで堀田が、泣きそうな声を出していた。泣きたいのはこちらのほうだ。なんでこんなことされなきゃいけない。なんで素直に部屋に上げてくれない。
「嫌だ」
「…………」
「なんでそんなに冷たいこと言うの?」
コートを引っ張って、堀田の手をつかむ。抱き寄せたいのに、チェーンが阻む。握った手は冷たい、外にいる石神のそれよりもずっと。顔を歪めているのは、まだ石神のことが好きだからだろうか?
「ほかの男ができたらおれのことなんかどうでもよくなった?」
甘えたように縋るのに、堀田はうつむいたまま、何も言わない。
「ね、堀田くん、開けてよ。……淋しいんだ」
最後の言葉は、思いがけず切実に響いた。淋しいなんて今まで考えついたこともない。いつも誰かといたから淋しいなんて感じたこともないし、どうかしている。けれども今感じている胃の奥がちりちりと痛む焦燥、その先にあるものはもしかしたら其れなのかもしれない。
「……ほんとに、なにもしないですか」
「しない」
「手、はなしてください。チェーン開けますから」
そっけないた態度を崩さない堀田がいとおしい。口約束なんていますぐやぶって抱きたい。この手を離さなければいけないことが身を切られるようにつらい。こんなこと、おもったことはない。
すこしだけ、手の力を弱めると、堀田の思うよりも細い手はするりと抜けていった。扉が一度閉じて、チェーンを外す音が聞こえる。もう開けてくれなかったら、という恐怖にぞっとして、唐突に心臓が止まりそうになる、けれども一瞬遅れて堀田の顔がみえる。
「……どうぞ」
緊張しているのか、堀田の頬は強張っている。警戒されている。ほかに男がいると言っていたから、当然か。息をついてスニーカーを脱ぎ、だいたい半年ぶりの堀田の部屋に入る。中が少しだけ、変わっている。家具なんかは同じだけれど、雰囲気から、別の男を感じた。
とりあえずこんなかんじで!かきたい!ほんとはそのまえのぶぶんのがみさくもかきたい!かきたい!!でも人魚姫しげゆきもかきたい。ねむい。
泣いている顔が好きだ。彼がどうしようもないくらい、自分のことが好きで好きでたまらないのが伝わってくるから。
「もう来るな」
堺のマンションのドアがばたんと閉まる。石神の靴下の足元には、スニーカーがころがっている。
性急な別れ話だった。堺の真剣なまなざしに、いつも通り石神はへらへら返した。新しい男が出来ようと、堺はどうせ自分とも寝るだろうと思っていた。自分にも他人にも厳しく潔癖そうな彼が、石神みたいな男を甘やかしてしまう、そういうだらしなさが好きだった。
なだめすかして機嫌をとればいいと軽く考えていたのに、意外にも堺はかたくなだった。とりつくしまもなく、ついに部屋の外に追い出されてしまった。堺はいつになくきっぱりとした態度で、付き合う相手でこんなに変わる人だったのかとおどろく。
さて、それならどこへ行こうか。スニーカーをひっかけ、エレベーターに乗って考える。行き先なんないくらでもあるはずなのに、なぜだか思いつかない。『お前といると傷付く』と堺に投げかけられた言葉がエレベーターの重力みたいに腹の底に静かに重くて、足を向ける先に迷う。携帯を開いてアドレス帳を眺め、溜め息をついてまたポケットに突っ込む。誰かの家でも、いつも適当にたまっている場所でもどこでもいいはずなのに、結局石神が訪ねたのは堀田の元だった。
堀田のマンションまでは、電車を乗り継いで30分程度だ。もっと便利なところにでも住めばいいものを、どことなく鄙びた下町に住んでいるのが彼らしい。
半年前までは、頻繁にこの部屋に上がっていた。けれども根なし草でいたい石神には堀田の気持ちはどうにも重たくて、適当なことを言って別れてしまった。堀田は散々に泣いたけれども聞き分けはよく、最後の質問にも素直に答えた。あれだけは、妙に鮮明に覚えている。
考えているうちに堀田のマンションに着く。この古いマンションのエントランスには、オートロックなんて洒落たものはついていない。階段を上がった角部屋まで、まっすぐに進む。
堀田の部屋の前まで来て、インターホンを鳴らす。少し間があって、はい、と返事をした堀田の声は少し掠れていた。もしかしてもう眠っていたのだろうか。
「あけてよ、堀田くん」
馴れ馴れしい声を出すと、堀田はしばらく黙った。おや、とおもう。この部屋に来て、堀田がすぐに開けてくれなかったことなんてなかった。むしろいつも慌てて飛び出して来て、嬉しさを自制しているみたいだった。
「……帰ってください」
インターホン越しに帰ってきたのはそんな言葉で、石神は眉をひそめた。堀田がまさかそんなことを言い出すなんて寸分も思っていなかった。
がちゃん、と受話器を置かれる音で我に帰る。驚きで反応が遅れた。もう一度インターホンを押す。ばかにのんびりとした音が響くけれども、堀田は反応してこない。子どものいたずらのように、何度も何度も鳴らす。おそらく近所迷惑だとかつまらないのとを気にして、じきに堀田は出てくるだろう。ふいにベルの音が途切れる。
「……もう、いい加減にしてください」
機械越しの堀田の声、こうなったらこっちのものだ。交渉で堀田が石神に叶うわけがない。ことさらに明るく軽く話す。
「ね、ふられて行くとこなくなっちゃった。泊めてよ堀田くん」
「……いやです」
「前はよく部屋に上げてくれたじゃん」
「それは、別れる前の話でしょう」
別れる、なんて生真面目に言う堀田が可笑しかった。付き合うも別れるも、そんな線引きをして堀田と関係をもったつもりはない。最後はきちんと、堀田に合わせてそういう形式を踏んだけれだも。
「じゃあまたやり直そうよ」
「いやです。おれ、今、別に付き合ってる人いますから」
またしても予想外の返答だった。堺の部屋に入り浸るようになってから、堀田のことなんかろくろく見ていなかった。少しでも気にしていたら、わからないはずがないのに。
すこし、冷える。足元から寒さがけり上がってくるようだ。
「わかった、じゃあさ、何もしないから上げてよ。寒くなってきたから足が冷える」
堀田はしばらく考えてから、ちょっと待っててください、と受話器を置いた。これだから堀田は好きだ。お人好しで、すぐに騙される。かわいくて仕方ない。
やがて玄関の扉が細く開かれた。チェーンがかかっている、その隙間から堀田の手が伸びて、コートを差し出される。堀田が去年の冬に着ていたもの。おでかけのたびにそれだったからよく憶えている。
「……なに、これ?」
すっと頭から血が下がる。かたく、拒絶されている。いや、堀田はなにがあっても自分のことを好きではなかったか?
「それ着て帰ってください。タクシーが捕まりそうにないなら呼びますから」
扉の向こうで堀田が、泣きそうな声を出していた。泣きたいのはこちらのほうだ。なんでこんなことされなきゃいけない。なんで素直に部屋に上げてくれない。
「嫌だ」
「…………」
「なんでそんなに冷たいこと言うの?」
コートを引っ張って、堀田の手をつかむ。抱き寄せたいのに、チェーンが阻む。握った手は冷たい、外にいる石神のそれよりもずっと。顔を歪めているのは、まだ石神のことが好きだからだろうか?
「ほかの男ができたらおれのことなんかどうでもよくなった?」
甘えたように縋るのに、堀田はうつむいたまま、何も言わない。
「ね、堀田くん、開けてよ。……淋しいんだ」
最後の言葉は、思いがけず切実に響いた。淋しいなんて今まで考えついたこともない。いつも誰かといたから淋しいなんて感じたこともないし、どうかしている。けれども今感じている胃の奥がちりちりと痛む焦燥、その先にあるものはもしかしたら其れなのかもしれない。
「……ほんとに、なにもしないですか」
「しない」
「手、はなしてください。チェーン開けますから」
そっけないた態度を崩さない堀田がいとおしい。口約束なんていますぐやぶって抱きたい。この手を離さなければいけないことが身を切られるようにつらい。こんなこと、おもったことはない。
すこしだけ、手の力を弱めると、堀田の思うよりも細い手はするりと抜けていった。扉が一度閉じて、チェーンを外す音が聞こえる。もう開けてくれなかったら、という恐怖にぞっとして、唐突に心臓が止まりそうになる、けれども一瞬遅れて堀田の顔がみえる。
「……どうぞ」
緊張しているのか、堀田の頬は強張っている。警戒されている。ほかに男がいると言っていたから、当然か。息をついてスニーカーを脱ぎ、だいたい半年ぶりの堀田の部屋に入る。中が少しだけ、変わっている。家具なんかは同じだけれど、雰囲気から、別の男を感じた。
とりあえずこんなかんじで!かきたい!ほんとはそのまえのぶぶんのがみさくもかきたい!かきたい!!でも人魚姫しげゆきもかきたい。ねむい。
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